池袋の弁護士、浅野剛です。
今回は退職代行についてです。
さて、新型コロナウイルスの影響で直接の面談がなかなか難しくなっていく中で、話題の退職代行について対面によらない受任手続きを試験的に導入します。
うまくいけば今後、拡大予定です。
1 退職代行とは何か
文字通り、会社を退職する旨の通知を代理する業務です。
ご本人でもやれますが、ブラック企業において以下のトラブルが頻出したため、退職代行が世間的にも脚光を浴びました。
①退職届を受理してもらえない。
②会社から損害賠償請求される。
③給与や退職金が支払われない。
④有給消化が認められない。
2 弁護士以外に頼むとどうなるの?
弁護士以外の業者が退職代行を行うことは、いわゆる非弁行為として犯罪になってしまうところ、これを大々的に行う業者が大量発生したため、退職代行が世間的な脚光を浴びました。
弁護士以外の者に依頼した場合、具体的には以下のデメリットがあります。
①監督機関が存在しないため、誠実な事務処理が期待できない。酷いものだと電話一本かけて終了というケースもあります。
②退職代行は、私の経験では通知を一通出して終了という簡単なケースはありませんが、弁護士以外の場合、交渉する能力も資格もないため、紛争が生じても放置されます。
③会社から通知を無視されるリスクがあります。その場合無断欠勤になりますから損害賠償請求される可能性があります。
④有給消化や給与・退職金等のあなたの当然認められるべき権利について無視されるリスクがあります。
一方で以下のメリットもあります。
①弁護士に頼むと5~15万円程度ですが退職代行業者は無資格で行うため弁護士会費等の固定費がかからず比較的安いです。
②弁護士には本人確認義務や委任契約書作成義務があるので書類のやりとりが避けられませんが、代行業者の場合ネットのみで完結可能です。
3 私のサービス内容 【たった5つのステップで退職完了!】
非弁業者がはびこることは消費者問題に他なりません。
個人的に許しがたい事態だと思うので、上記の現状や弁護士法等の規制をふまえて、退職代行に対抗するサービスを考えてみました。
①まず、以下の退職代行チェックシートを印刷していただき、必要事項をご記入下さい。
②記入後、以下の方法で上記チェックシート及びチェックシート3項記載の添付資料を私のところに送って下さい。
ⅰ スキャン又は写真を撮ってLINEで送信
(LINEのIDは『tuyosi.asano』でアカウント名は弁護士浅野剛です。)
ⅱ FAX
ⅲ 郵送
③ご依頼の内容に応じた委任契約書を作成し、返信用封筒を同封して依頼者様のご自宅に郵送します。
※クラウドサインの利用も考えましたが、本人確認の意味合いもあるため郵送での対応に致します。
④必要事項を記載の上ご返送下さい。不足資料がある場合はこのとき追完をお願いします。
⑤料金のお支払いを確認次第、業務に取りかかります。終了後、報告書と精算書を依頼者様へ送付して終了となります。
4 料金および支払方法
・基本料金
①退職代行:40,000円(先払い)
※税込。
※内容証明郵便及び配達証明の実費(1,300円程度)及び手数料(通常1,100円)込。
・オプションサービス
②有給消化:無料
③未払い給与・退職金請求:回収金額の20%(後払い)
④有給買取:回収金額の20%(後払い)
⑤残業代請求:訴訟などが必要ですので別途ご相談下さい。
⑥私物や預かり物、預り金などの精算や引き渡しの仲介:20,000円
※税別
・支払方法
LINEペイと銀行振込に対応しています。
LINEペイの場合、LINEのIDが『tuyosi.asano』でアカウント名が弁護士浅野剛ですので検索の上、お支払い下さい。
銀行振込の場合、委任契約書に口座を記載していますのでお支払い下さい。
・注意事項
原則として意思表示から14日は出勤が必要です。有給が足りない場合、給与から差し引かれます。
有給について退職後は権利が消失します。
有給についてこちらからの買取請求はできません。会社からの提案を受けることは可能です。
退職金は就業規則に算出方法までの記載があれば請求可能です。
5 必要な資料
・本人確認のための身分証の写し
・直近の給与明細
以下はオプションサービス希望者のみです。
・(有給日数の分かる資料)
・(退職金請求の根拠となる資料(就業規則など))
6 まとめ
今回のサービスの目玉は以下の通りです。
・事前にフォームを送付していただく方法で直接の面談をなくした。
・弁護士とのやりとりや送金をLINEでできることで利用しやすくなった。
・利用料金が代行業者並みの格安。
私についての詳細は以下のHPにありますので合わせて是非ご利用をご検討ください。